いんぐ 2026年7月号

いんぐ

職員紹介

いくわ診療所看護師
看護師長 葛巻 知子
主任 原田 久美

 私たちが診療のなかで大切にしていることは、患者さんひとりひとりの生活や気持ちを深く知ることです。
今の医療では、病院と診療所(クリニック)の役割が明確に分かれています。大きな総合病院が専門治療を集中して行う場所なら、私たち地域の診療所は、日常生活やこれからの生活をずっと支え続ける場所です。住み慣れた地域で、暮らしに寄り添った医療・看護・介護の提供をすることが、私たちの役割であると思います。
 とはいえ、外来の診察時間はどうしても限られてしまいます。お変わりなく来院され、元気な様子を確認するだけでは、生活上の本当の困りごとに気づけないかもしれません。おうちではどう過ごされているのか、お薬は服用できているのか、家族構成や家族関係はどうなのか、夜は眠れているのか、誰が食事を準備しているのかなど生活を知るうえでの必要な情報はたくさんあります。

 だからこそ、私たちは、問診を大切にしています。その短い時間のなかで、できるだけ患者さんの普段の生活の様子を教えていただきたいと思っています。一見、病気とは関係のないようなお話のなかにこそ、その方の人柄や胸中を知ることができます。「最近こんな料理したよ」、登山したときに撮った写真を「みてみて、これ孫が作ったケーキなのよ」など趣味や大好きなことの話もぜひ聞かせてください。そこから、毎日を安心して暮らすための大切なヒントがみつかることもたくさんあります。
 通院が難しくなってきたときには、往診、訪問診療も行っています。
 また、患者さん本人はもちろん、家族のサポートもしています。介護が大変になってきたな、どう接したらいいか悩んでいるなど、家族ならではの不安や疲れも、抱え込まずに相談していただきたいです。
 ここの看護師さんなら「何でも話せるわ」そう思っていただけるよう頑張ります。ぜひ、診察室や問診室では、日常のこと、困っていること、ちょっと聞いてもらいたいことなど、なんでもお話くださいね。