いんぐ 2026年8月号

老医師・故障で迷惑を
六月一~九日、市立病院入院。病名は深部静脈血栓(エコノミークラス症候群)。飛行機に乗ったこともないのに・・・。
 ことの始まりは腰痛。腰痛は三十過ぎのギックリ腰以来付き合っている持病だが本年五月に入り悪化、今にもギックリ腰を起しそうでコルセットを起床時から夕食時までがっちり締めて対応。しかし、腰痛はひどく観念して明日は一日整形受診すると決意して症状をまとめたメモを作成した直後左大腿がパンパンに腫脹。これは深部静脈血栓症だと病院直行。CTで確診、血栓溶解療法となる。しかし、飛行機に乗ったわけでもないのに、下肢血栓がおきた理由がわからない。主治医は血液凝固亢進する特殊な病気でも抱えていないかと精査。私は丸二日考えてコルセットに行き着いた。腹を締め付けすぎて静脈還流が悪化して血栓をつくったのだと。病態が分かった。幸い重症肺塞栓は起こらず助けてもらった。コルセットも使い方を誤まると、こんな危険な事態を招くことがあるのだと。腰痛コルセット使用の皆さん、ご注意を。

医師 加藤文人 先生