
熱中症とは?
熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもることで起こります。屋外だけでなく、室内で安静に過ごしていても発症することがあり、重症化すると命に関わる場合もあります。特に高齢者や乳幼児、持病のある方は注意が必要です。初期症状は、だるさ、めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれんなどがあります。さらに進行すると、頭痛、吐き気、意識がぼんやりする、全身けいれんなどがみられます。このような症状がある場合は、速やかに医療機関を受診し、意識障害がある場合は救急車を要請してください。
予防の基本
予防の基本は「暑さを避けること」と「こまめな水分補給」です。のどが渇く前から少しずつ水分を補給し、たくさん汗をかいたときは塩分も適度に補いましょう。室内ではエアコンや扇風機を上手に使い、室温をこまめに確認してください。外出時は帽子や日傘を利用し、日陰で休憩を取りながら無理をしないことが大切です。また、「熱中症警戒アラート」が発表された日は、できるだけ外出や激しい運動を控えましょう。
熱中症かな?って思ったら
熱中症が疑われた場合は、涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめて首や脇の下、足の付け根などを冷やします。意識がはっきりしていて自分で飲める場合は、水分や経口補水液を少しずつ補給してください。暑さを我慢せず、体調の変化に早めに気付き、ご自身だけでなく周囲の方にも声を掛け合いながら、熱中症を予防しましょう。
さらに詳しく知りたい方は、厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」を参考にしてみてください。
2026年8月号機関紙いんぐ
みえ医療福祉生活協同組合 いくわ診療所
所長 田中啓太 先生


